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終身保険で最近主流の「低解約返戻金型」のメリットや注意点

生命保険
2019.09.17

解約返戻金とは、保険を途中で解約した際に契約者に戻ってくるお金のことです。
払込保険料の総額に対する解約返戻金の割合を「返戻率」と言います。

低解約返戻金型の終身保険は保険料の払込期間中、通常の終身保険より解約返戻金が少ない商品です。

低解約返戻金型と通常タイプとの終身保険の解約返戻金のおおよその水準を見てみましょう。
30歳男性が終身保険に死亡保険金額を1000万円、保険料払込期間を30年として加入した想定です。
低解約返戻金型の場合、返戻率は経過年数5年で約61%、10年で約65%、20年で約68%、払込終了直前でも約70%です。31年目以降から解約返戻金が払込保険料の総額を上回る場合が多くなります。

また、払込保険料を比べると、低解約返戻型では30年で総額約850万円ですが、通常の終身保険では同じく約980万円と約15%多く払わなければなりません。

返戻率が低いのに終身保険の主流になっているのは、通常の終身保険に比べて保険料を割安に設定できる商品性にあります。

但し、これは払込期間が終わるまで払い込めれば享受できるメリットと言えます。終身保険は貯蓄性があり、貯蓄目的に契約する人が少なくありませんが、割安感だけにとらわれずに商品の内容もよく理解して加入することが必要です。

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