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「掛け捨て」の保険商品は不利?

生命保険
2021.04.23

「掛け捨てではありません。」

生命保険の広告で、よく聞くフレーズです。万一のときに保険金が支払われるだけではなく、満期や解約時などにもお金が受け取れるもので「貯蓄型」とも呼ばれます。

Q:「掛け捨て型」と「貯蓄型」は何が違うの?

A:生命保険は契約時に決めた人(被保険者)が亡くなったり、病気やケガをした時などに保険金を支払います。この役割に特化しているのが「掛け捨て型」で、それに積立貯金のような機能を付加したのが「貯蓄型」です。「貯蓄型」は、保険金を受け取る事態にならなくても、お金を受け取る機会があります。

Q:「貯蓄型」には具体的にどんな保険商品があるの?

A:<終身保険>保障は一生涯続き、死亡すると保険金、解約すると返戻金を受け取れます。
<学資保険>子供の進学時などにまとまったお金が受け取れます。契約者が亡くなった場合、保険料の支払い免除もあります。
<個人年金保険>一定期間保険料を支払い、老後に年金として受け取れます。受け取り前に死亡しても一時金があります。
<養老保険>保険期間中に亡くなれば死亡保険金を、保険期間終了時に健在なら満期保険金を受け取れます。

Q:「掛け捨て型」と「貯蓄型」はどちらが人気?

A:生命保険文化センターの生活保障に関する調査(2019年度)では、どちらに加入たいかの設問に対し、「貯蓄型」と答えた人は約64%、「掛け捨て型」は約27%でした。

Q:「貯蓄型」の方がお金が戻ってくるのでお得なの?

A:一概には言いきれません。

「貯蓄型」に加入した場合に払う保険料は、保険金と将来支払われるお金の原資の為、同じ保障内容の「掛け捨て型」より保険料は高くなります。保険料には保険会社が貯蓄分を運用するコストも含まれています。