50代に差し掛かると、自覚症状や健康診断によって身体のあちこちからシグナルが発信されます。
花粉症などのアレルギー症状、白内障・緑内障などの眼の病気、歯周病や歯の詰め物の欠落、難聴、メタボ、腰の痛み、膝の痛み、などなど。
もともと健康には自信があった方でも、加齢に伴う衰えは隠せず、気づけば、月に数回の病院通いという方も多いのではないでしょうか?
耳鼻科、眼科、歯科、内科、整形外科など通院となると、医療費を年間トータルで見ると決して安いものではありません。
仮に、失った歯の代わりに人工歯を埋め込むインプラント治療を施術した場合、手術を含めた費用は1本30~50万円かかり、ほぼ全額が自己負担になります。また、治療には相当の時間を要し、メンテナンスも含めると、定期的に通院する必要があります。
日本は超高齢化社会を迎えようとしていますが、大切なのは、健康な心身を保って幸せな生を全うすることだと思います。おいしく食べることができることは、そのための基本的な要件の一つであると思いますが、それには概ね20本以上の歯が必要と言われています。
白内障は80歳代でほぼ100%の人が発症するといわれ、手術で水晶体の代わりに眼内レンズを入れることで見え方は改善するものの、そのレンズも数万円単位の費用が掛かります。
難聴の場合には、補聴器を使うことが高齢者の生活の質を保つうえで重要となりますが、その補聴器を買うにも10~30万円程度、しかも、4~5年おきに買い替えが必要となります。
腰や膝が悪くなれば、運動や歩行にも支障をきたしますから、健康のためにジョギング、散歩をしようにも、過度な負担は回避せねばなりません。逆に、運動不足による体重増により腰や膝への負担が増す、或いは、内臓脂肪の増加など、悪循環に陥ることも懸念されます。
ご存じの通り、内臓脂肪の量が過剰に増えると、悪玉コレステロールが増加し、動脈硬化や血栓のリスクが高くなるといわれています。
他にも、血糖値や中性脂肪、コレステロールを増やす原因となったり、血圧の上昇を招く要因になったりと、健康に悪影響をもたらすきっかけになることも明らかになっています。
加齢による衰えは避けられませんが、発症してからではどうにもならないことも多々あります。少しでもリスクを減らすためには、早期発見も大切ですが、なんといっても若い時からの予防が肝心です。
一方で、保険適用外の治療費も考えると、老後の医療費についても確保しておく必要があることはご理解いただけたかと思います。
健康の維持と将来の医療費について、若いうちから、準備することが大切です。
医療費への備えについてはインシュアランス・コミュニティの各店舗・営業所へお問い合わせください。